【錦織圭の決意】ウィンブルドン2回戦棄権!全米オープンへ向けて勇気ある決断。

2015y07m03d_0105274491日、錦織圭(世界ランク5位)がウィンブルドン男子シングルス2回戦、対サンティアゴ・ヒラルド(同60位/コロンビア)戦を前に会見を開き、棄権を発表。試合前の練習を約40分行った後「試合と同じ動きをすると痛みが出た。このままやっても勝てないと思った」と棄権の理由を明かした。

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錦織のコメント。
「朝から痛みがあり、練習で動いたらかなり痛みがあったので、
自分で棄権を判断した。
ハレの時と同じ痛みなので、数ゲームをやって止める可能性があった。
こちらに来てから土、日は痛みもなかったが、
1回戦を3セットで終わらせることができなかったのが痛かった」

〈ケガのスペシャリスト〉と言われるクルム伊達公子のコメント。
「2回戦、3回戦で爆弾(=筋膜炎)を破裂させてしまえば、
この先、下手をすると4カ月、半年間を
棒に振ることになる。
とても難しい判断だが、今を我慢した
勇気ある判断だったと思う」

伊達は自身のダブルスの試合前に
「難しいかもしれない」と錦織から聞いていた。

ゲリーウェバーオープン(ドイツ・ハレ)で
痛めた左足ふくらはぎが完全に回復しないまま、
ウィンブルドン初戦(1回戦)を
フルセットで3時間22分戦った錦織。
痛みは引かず、無念の2回戦棄権となった。

錦織の棄権は、ウィンブルドン初出場の2008年に次いで2度目、
グランドスラムでは2011年全米オープン以来、通算4度目となる。

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錦織は語る。
「100%で試合に臨むのでケガはやむを得ない」

錦織と共にツアーを回る中尾トレーナーによれば、
1セットの走行距離は約2キロ。
サイドステップのダッシュとストップを繰り返し、
3セットなら6キロ、5セットなら10キロ。
グランドスラムで優勝するには、
ほぼ1日おきに7試合行う。
テニスはこれほど過酷な競技だ。

今回の対ボレリ戦。
「3セットで終わらせることができなかったのが痛かった」

第2セットをタイブレークに持ち込まれた錦織。
逆クロスにフォアのウィナーを決め
2-1で錦織リード。
しかし、選択ミスと振り返るのは2-2。
ボレリのオープンコートにフォアを叩き込みネットにつめた瞬間。

「相手の動きを見てしまって・・・。あのポイントだけは悔やまれます」
錦織はボレーでしとめることができなかった。

試合の明暗を分ける1ポイントとなった。

タイブレークに強い錦織が、4-7で第2セットこそ落としたが
フルセット、3時間22分を持ちこたえ
○6-3 4-7 ○6-2 3-6 ○6-3で辛くも勝利した。

第3セットあたりから痛みがぶり返し、
ファイナルセットはどうやって戦い切ったかも思い出せないと言う。

メディカルタイムアウトを取った場面では祈りながら観戦した。
試合に勝ってほしい気持ちともうこれ以上身体を痛めないでほしい気持ち。

錦織が目指すべき目標はウィンブルドン3回戦進出ではない。
順調に勝ち進んだとして、4回戦でジョン・イズナー
準々決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチと当たる。

錦織の下した苦渋の決断は潔く、どこか清々しく感じられた。

「ストロークは良かった。相手もタフなプレーヤーなので、
最後に集中力を上げて勝てて良かった」
ジョコビッチの試合を観戦し、芝の上を自在に滑る姿を見て
意識的に試合でスライディングを制御してみたところ
「今日は初めて、芝の上でスライドをコントロールできるようになった」

「嬉しかった」と錦織は記者たちに向かって微笑んだと言う。
純粋にテニスが好きなのだ。

痛めた左ふくらはぎに負担をかけまいと
錦織は動きに工夫をこらして初戦に臨んでいた。

試合中、芝のコートで転倒する選手を何人も見ている。

世界のトップ選手は、大抵けがを抱えながら参戦している。
「第一線でけがの不安を感じさせないのはジョコビッチぐらい。
ウィンブルドンで優勝したマリーも腰の手術をした」

では、ツアープロとしてやむを得ないケガを
どのように克服していくのか。
今回のように「棄権すべき」と判断を下す
「限界」の見極めポイントは?

ー今後の錦織の予定ー
米国フロリダの本拠地に戻って治療し、
今年最後のグランドスラム、全米オープンに向けて調整していく。

ー錦織の試合予定ー
■シティ・オープン
(ATP500 アメリカ/ワシントンDC 8/3~8/9)
■ロジャーズ・カップ(マスターズ1000/カナダ・モントリオール 8月10日~)
■ウエスタン&サザン・オープン(マスターズ1000/アメリカ・シンシナティ 8月16日~)
■全米オープン(グランドスラム アメリカ/ニューヨーク 8/31~9/13)

2回戦で棄権した今回のウィンブルドン。

「ケガに気をつけていても100%で
プレーしているので、毎回回避できるわけではない。
今回は残念だが、これから先もウインブルドンは毎年やってくる」

ニック・ボロテリー 氏(IMGアカデミー)と錦織圭選手
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昨年準優勝した全米オープン。
ジョコビッチを倒し決勝進出を決めた錦織だが
大会開幕わずか3週間前に足親指付け根の
「のう胞」摘出手術を受けていた。

これまでケガを克服し、より一層強さを増した
錦織の姿を私たちは何度も見てきた。

試合中の痛みをアドレナリンで乗り越えると言う錦織。
無理をせず上手くケガと折り合いをつけることができればと
願わざるを得ない。

錦織にはプロテニスプレーヤーとして心・技・体の他にも
無垢な愛すべき人柄がある。
だから私たちは錦織圭を応援し続ける。

“It’s very, very sad…but there are more years to come for me here
…should be Okay.”

2回戦を断念し一番悔しかったのは錦織本人のはず。
しかし、「大丈夫」と爽やかに錦織は語った。

錦織圭・グランドスラム制覇への道。
~レジェンド誕生まで~

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